[English/ Japanese]
EyeCatcher: 多様な表情を撮るカメラ |
最終更新日: 2010/05/20 作成日: 2008/12/02 |
◆概要 | |||||
一般に人物をスナップ撮影する場合,日常生活でみせるような自然で多様な表情を撮影することは困難です.多くの人は,カメラを向けられることにより緊張した表情になってしまい,逆に撮影に慣れている人は,「決め顔」を作ってしまい常に同じ表情になりがちです.そこで本研究では,被撮影者の視線をカメラに向かせつつも,撮影行為をあまり意識させないことで,多様でいきいきとした表情を撮影できるカメラ「EyeCatcher」を提案します. | |||||
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◆プロトタイプ | ||||
EyeCatcher のプロトタイプはカメラ前面の情報提示部,背面のコンテンツ選択部,その中間の制御部を中心に構成されます.EyeCatcher をホットシュー経由で接続するカメラとしては,高画質で定評のあるリコー製デジタルコンパクトカメラGR デジタル2 を選択しました.図4 にプロトタイプの外観を示します. 情報提示部は有機EL ディスプレイ(4D systems製uOLED-160-G1),コンテンツ選択部は小型有機EL ディスプレイ(4D systems 製uOLED-96-Prop)とジョイスティック(CTS製252A103B60NA),そして制御部はマイコン(MicroChip製PIC18F2550)とシューコネクタ,および周辺回路から構成されます(図5). |
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◆コンテンツと試用 | ||||
EyeCatcherに提示するコンテンツは,「ぱっと見て視線を引きやすい」,「被撮影者が関心を持ちやすい」,「多様な表情や動作を引き出しやすい」といった要件に基づいて選定しました(図6). 提示コンテンツと撮影した写真の一例を図7に示します.たとえば写真左側の例では,被写体がかわいいキャラクターに気を許して,自然な笑顔をみせてくれています. |
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◆関連発表など |
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