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EaTheremin(イーテルミン): 食事を『奏でる』フォーク&スプーン
Last Updated: 2012/10/04



Abstract

EaThereminは,食べ物を食べる際にさまざまな音を奏でることで,食事を楽しくするフォーク&スプーンです.フォークの持ち手と先端が別の電極になっており,食事を「食べる」瞬間に,食材と人体(口→持ち手)を介して微弱な電流が流れます.これにより,フォークに差した食べ物の種類や食べ方(抵抗値の変化)に応じてさまざまな音を奏でることができます.

※ 2012/11: クラウドファンディング「Cerevo Dash」で製品化を目指しています.→ イーテルミン at Cerevo Dash

Figure 1. EaThereminのコンセプト
Figure 2. プロトタイプのシステム構成



テルミン&サンプリングサウンド

EaThereminは大きくサウンド生成の仕組みが異なる「デジタル版」「アナログ版」が存在します. デジタル版は,事前にメモリ内にサンプリングされた効果音を,食材の抵抗値を元に選択・再生します.食べる瞬間に歯切れ良い効果音が楽しめるのが特徴です. アナログ版は,単純なサイン波が食材の抵抗値や食べ方によってなめらかに変化する,テルミン風サウンドを生成します.連続的に音が変化するので,より楽器的な感覚が楽しめるのが特徴です.

アナログ版の動作例 (by diginfo.tv)






Publication
  • Azusa Kadomura, Reina Nakamori, Koji Tsukada, Itiro Siio: EaTheremin, SIGGRAPH ASIA 2011, Emerging Technologies (Dec, 2011) [PDF]
  • 中森 玲奈, 塚田 浩二, 椎尾 一郎, 食べテルミン,情報処理学会 インタラクション2011論文集, pp.367-370, (Mar, 2011) [PDF]