MD5は,簡単に言えば,復元の難しい高度な暗号化アルゴリズムです.
たとえば,"A"と"AA"という似た文字列をこのアルゴリズムで暗号化すると,以下のようになります.
- A → 7fc56270e7a70fa81a5935b72eacbe29
- AA → 3b98e2dffc6cb06a89dcb0d5c60a0206
このように,もとの文字が一文字違うだけで,出力結果がまったく異なるため,もとの文字列を予測するのがかなり難しくなります.詳しい記述は,RFC 1321 などを参考にしてください.
たとえば,AA@example.com というアドレスは,3b98e2dffc6cb06a89dcb0d5c60a0206@example.comとしてログに記録されます.
同じアドレスは同じように暗号化されるので,同一性の判定はできますが,正確なメールアドレスとして復元することはほとんど不可能になります.
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